神経・精神疾患における心機能異常が神経栄養因子の低下によってひきおこされるか?ということを詳細に考察した総説がbiomolecules誌に受理されました。

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神経・精神疾患における心機能異常(Brain-Heart Axis)が神経栄養因子の低下によってひきおこされるか?ということを詳細に考察した総説がbiomolecules誌に受理されました。神経系と心血管系の連関をBrain-Heart Axisといい、視床下部ー下垂体ー副腎系の異常や、自律神経系の異常などが想定されています。とくに、心疾患が神経系の疾患に併発することが多いことから、その異常がBDNF等の神経栄養因子の低下によっておこっているのではないかという仮説について、これまで分かっていることを詳細にまとめあげました。しっかりとしたエビデンスがあるのか、単なる関連についてだけでなく、ヒト、マウスの系でどこまで証明されているのかを詳説した論文となります。