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昨今、神経免疫に関する研究が盛んになっております。我々も、IL-17を中心に研究を開始しておりますが、このたび、7/1 18:30より、東京理科大学生命医科学研究所 岩倉洋一郎教授に免疫系についてのWebセミナーをお願いしました。ふるってご参加下さい。
タイトル:炎症性疾患に於けるIL-17A/Fの役割 The roles of IL-17A/F in the development of inflammatory diseases
抄録:IL-17AおよびIL-17Fは炎症性サイトカインの一つで、共にTh17から産生され、50%のホモロジーを持ち、ヘテロダイマーを形成するほか、共通の受容体に結合することが知られている。しかし、最近、これらのサイトカインはTh17以外にgd T細胞やILCからも産生され、それぞれ独立の受容体に結合することも報告されている。これらのサイトカインはいずれもバクテリアや真菌に対する感染防御で重要な役割を果たす他、乾癬の病態形成においても重要な役割を果たしており、IL-17A、あるいはその受容体に対する中和抗体は乾癬治療に著効を発揮することから注目を集めている。本セミナーでは自己免疫性の関節炎や、大腸炎、皮膚炎などの病態形成において、これらのサイトカインの果たす役割について紹介すると共に、その作用の異同について議論したい。
参加希望の方は、当研究室、宮嶋助教(miyajima@med.shimane-u.ac.jp) まで連絡お願いします。